成人保健看護領域 成人保健看護領域

成人保健看護領域

成人保健看護領域とは

成人保健看護領域では、青年期から壮年期?向老期に至る多様なライフステージにある人々を対象に、発達課題をふまえた健康の維持?増進、疾病の予防?管理、そして生活の質の向上を支援する看護実践能力を養います。

沖縄の地理的?文化的特性に即した多様な生活背景を理解した上で、疾病と共に生きる人々に寄り添う看護を実践するための技術と、状況を柔軟かつ批判的に捉える思考力を育てます。

実習は、急性期から慢性期、終末期に至るまで、幅広い病期を対象に展開されます。実習を通して多職種との連携を視野に入れ、生活と病を共にする人々を包括的に支援する看護実践力を培います。

教育

  • 1年次:早期体験実習
  • 2年次:ヘルスアセスメント、成人保健看護Ⅰ、保健看護包括実習、看護課程展開演習
  • 3年次:成人保健看護Ⅱ、クリティカルケア看護、緩和ケア論、成人保健看護演習、成人保健看護実習、クリティカルケア看護演習、クリティカルケア看護実習
  • 4年次:看護統合実習、看護卒業研究

実習室の紹介

実習室は主に、実習に向けた演習の場として使用します。演習では、看護技術の習得と臨床判断能力の育成を目的に、シミュレーションを取り入れた学習を行っています。具体的には、血糖測定、褥瘡ケア、術後1日目の看護、胸痛を訴える患者への対応など、実践的な場面を想定した演習を実施しています。

主な卒業論文のテーマ

?ICUに入室している患者の全人的苦痛を軽減するComfortケア

?情動焦点型コーピングを取る成人男性が心臓手術に希望を見出すプロセス

?ストーマ造設高齢患者におけるストーマ受容とセルフケア獲得への支援

?再入院となった糖尿病をもつ患者の看護

?心不全患者に対する自己効力感を高めた効果的な退院支援

?終末期がん患者のスピリチュアルペインへのケア

メッセージ

私たち成人保健看護領域では、成人期に特有の発達課題や健康問題に着目し、人々が心身ともにより良く生きることを支える看護をめざして、講義?演習?実習を展開しています。

多くの人は、病気をきっかけに初めて自身の健康と向き合うことがあります。私たちはその機会を大切にし、悪化や再発の予防に取り組みながら、その人らしい生活を支援できる力を育てていきたいと考えています。

地域に根ざした看護を学べる沖縄の地で、ともに学び、成長してみませんか。

関連リンク

1.太平洋島嶼国の高度実践看護師教育との融合を目指したグローカル教育の開発(JSPS科研費JP16H09968 代表:神里みどり)https://opglocal.com/

2.がん患者の苦痛症状を緩和する補完代替療法のエビデンスカード(平成25?27年度文部科学省基盤研究(c)代表:神里みどり)/kyouin/p_kamizato/documents/2017%EF%BC%88H29%EF%BC%89%E3%82%A8%E3%83%93%E3%83%87%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%83%89.pdf