

精神保健看護領域
精神保健看護領域とは
精神保健看護領域は、こころの健康(精神的健康)の保持?増進をはかるための看護について学ぶ領域です。具体的には、精神保健看護に必要な概念や理論、精神疾患(統合失調症、気分症、物質使用症、不安症群、強迫症、心的外傷およびストレス因関連症群、解離症群、身体症状症、摂食症、神経発達症など)の特徴と治療、精神保健医療福祉に関する法制度、リエゾン精神看護などについて学習します。こころの健康(精神的健康)は、健康な状態から疾患?障害を抱えた状態の連続線上にあります。精神疾患の予防、早期発見?治療、リハビリテーション(再発予防)のいずれの時点においても、対象となる人の強み(ストレングス)を活かしてリカバリーを志向するために必要な看護実践の習得を目指します。
教育
- 1年次:臨床心理、早期体験実習
- 2年次:精神保健看護Ⅰ、人間関係論、看護過程展開演習、保健看護包括実習
- 3年次:精神保健看護Ⅱ、精神保健看護演習、精神保健看護実習
- 4年次:看護卒業研究、看護実践の探求、看護統合実習
実習室の紹介
実習室はありません。演習は講義室で行っています。
主な卒業論文のテーマ
- ストレングスマッピングシートを活用した関わりが統合失調症を持つ人の自尊心に及ぼす影響
- 統合失調症患者の好みと強みを活かした自主性を高める支援
- 自己開示に困難を抱える対象者へのアプローチ
メッセージ
精神保健看護は、人の「こころ」を捉え、その人らしく生きる力を支える看護です。目には見えにくい「こころ」に寄り添い、その声に耳を傾ける姿勢が求められます。ここでの学びは、人の強みを見つけ支えとなり、自分自身を見つめ、他者と深くつながる力を育むものでもあります。皆さんが看護の学びを通して、自分らしさを見つけられるよう、心を込めてサポートしていきます。